ひとつの気付きは、どのように組織の知見になっていくのか
米国レキシントンでリマン事業のセールスマーケティングマネージャーを務めるアダム・トレボロは、エンジニアリングや品質、オペレーションなどさまざまな業務を経験しながら、20年以上にわたってリマン事業に携わってきました。以前は技術者それぞれの経験や判断に委ねられていた作業も、電子化された作業手順や接続型の計測ツールを活用することで標準化が進んできました。一方で、現場で培われた経験が持つ価値は変わりません。
技術者は、作業中に気付いたことをエンジニアリング部門へ共有することもできます。「技術者はボタンひとつで、現場で得た気付きをエンジニアリング部門へ共有できます」とトレボロは語ります。この仕組みが大切にしているのは、現場で働く人の気付きです。部品に最も近い人だからこそ、他のチームでは見落としがちな変化に気付くことがあります。共有する仕組みがあれば、測定結果や摩耗の状況、予期しないトラブルも、一人の技術者や一つの部品だけの問題に留まりません。このような情報は、エンジニアリング部門にとっての新たな課題となり、やがて組織全体の知見へとつながっていきます。