コマツは社員一人ひとりが個々の能力を高め、仕事にやりがいを感じ、その能力を十分に発揮できるよう「創造と挑戦の場を提供する」ことを経営の基本方針の一つに据えています。コマツがこの「創造と挑戦の場」たり得るためには社員一人ひとりの個性・人格・プライバシーを尊重し、公正に評価し、公平に取り扱うことが絶対条件です。
このような考えのもと、採用選考に対して基本的な考え方として、次の「採用5原則」を掲げています。「年齢・性別・学歴は問いません」「生まれ育った国と地域は問いません」「宗教・信条は問いません」「障害の有無は問いません」「他社・他業界での経験をおおいに評価します」の5つ。
そのうえでコマツが大切にしている精神的基盤であり、企業のアイデンティティーである「4つの価値観」に共鳴する人に仲間になってもらいたいと考えています。それは「挑戦する」「共に創る」「やり抜く」「誠実に取り組む」の4つです。
中期経営計画でコマツは、大きなテーマとして「Driving value with ambition~価値創造への挑戦~」を掲げました。建設業界のみならず私たちを取り巻く社会環境は大きな変化のなかにあり、そのような先の読めない不確実性の時代のなかでも挑戦していく意思を宣言したものです。例えば、コマツが提供する建設・産業機械は、従来は品質の高いものを提供していれば良かったわけですが、カーボンニュートラルの実現が世界的な潮流になっている今、単に品質が良ければいいのではなく、それは地球環境に優しいかどうかが問われてきます。
お客さまのニーズに誠実に応えて製品・サービスを提供するためには、現在の状況に甘んじることなく挑戦し続けることが極めて重要です。その挑戦のフィールドはグローバルからドメスティックまで幅広く、高い視座で仕事をしていくなかで、社会貢献を実感し経験できる場をコマツは提供します。
中期経営計画では成長戦略の一つとして「経営基盤の革新」が謳われており、これは人事戦略と密接な関係があります。私たちは多様な個性が国や地域を跨いで、最大限に力を発揮できる環境の創造に力を注いできました。その一環として、現在個々人が自分のなりたい姿になる、主体的なキャリア形成の仕組みの構築に取り組んでいます。それが「Employee Journey」。
社員が入社から退職までの一連の経験やプロセスを旅になぞらえたものです。その過程で重要なのが「Employee Experience」。その名の通り、社員が働くことを通じて得られる体験のことです。私たちは「魅力ある職場への入社」「やりがいある仕事と経験」「継続的な個人の成長」「エンゲージメント向上につながる報奨」の4つの要素をスパイラル的に提供することで、個々人の主体的なキャリア形成を支援していきます。
私たちは新卒採用同様に、キャリア採用も重視しています。私たちが大切にしている「4つの価値観」に共鳴してもらうのと同時に、コマツにはない価値観や考え方、視点でコマツに新しい風をもたらしてほしいと考えています。また、他社で培ってきた専門性を有している人に大いに期待しています。環境が大きく変わるなかで、従来の建設機械・産業機械の限られた世界以外の知見が求められています。
他社で専門的なキャリアを積んだ人とコマツの社員がスパークすること、掛け合うことでイノベーションは起きると考えています。また、キャリア採用者に対してもオンボーディングを重視しています。コマツの文化や業務内容に早く馴染み、いち早く戦力化できるよう、組織に適応するまで、オリエンテーションや研修等を通じてサポートします。「コマツに入社して良かった」、そう実感してもらうための取り組みを進めています。
コマツは創業の精神で「人材の育成」を掲げているように、創業以来人を育てることに注力してきました。そこには、ものづくりにヒトづくりは欠かせないという考えがあり、そのヒトづくりは入社から退社までの長いキャリアのなかで継続されていきます。また、コマツの仕事の進め方で特徴的なことはチームワークが強固なことであり、周囲と協力しフォローし合う風土が培われています。
チームワークの強固さにも象徴されるコマツの文化・風土を端的に言い表せば、「バランスの良さ」です。過度に一方に偏るのではなく、組織や人、経営、仕事の現場等において、今まで大事にしてきたものがバランス良くかみ合って、成長してきたのがコマツです。だから人材に関しても偏ることなく、新卒、キャリア、高専卒、高卒者含めて多種多様な資質や考え、履歴、個性を持った人を求めています。そのなかでも当社の「4つの価値観」への共鳴し、挑戦するマインドを持った人、是非当社へアプローチしていただきたいと思っています。

