コマツのこれまでとこれから

Identity

コマツのこれまでとこれから

過去から未来の「最前線」へ。創業から100年以上にわたり、コマツが社会とともに歩んできた挑戦の歴史、受け継いできた揺るぎない価値観と、未来への新しい価値創造を支える想いをご紹介します。

  • はじまりは、
    4つの理念
  • グローバル品質
    への挑戦
  • 日本発の
    グローバル企業へ
  • ICT建機の進化と
    未来への約束

はじまりは、4つの理念

  • 1924年 プレスメーカーとして出発
  • 1931年 国産トラクター第1号完成
  • 1943年 国産ブルドーザーの元祖「G40」

グローバル品質への挑戦

  • Ⓐ(マルA)実験場
  • デミング賞メダル

日本発のグローバル企業へ

  • 1967年 小松ヨーロッパ設立
  • 1975年 ブラジルで初の海外生産開始
  • 1981年 独自技術でのフルラインナップメーカーへ

ICT建機の進化と未来への約束

  • 2001年 Komtrax標準装備
  • 2008年 ハイブリッド油圧ショベル/無人ダンプ運行システム実用化
  • 2020年 DXスマートコンストラクション提供開始

「工業を発展させずして、国家の発展はない」この強烈な思いから、創業者・竹内明太郎は遊泉寺銅山用の鉱山機械を製作するためにコマツの母体となる「小松鉄工所」(1917年)を設立。地方に工業を興し、産業を発展させたいという信念と「良品に国境なし」という高い志のもと、海外への雄飛/品質第一/技術革新/人材の育成という4つの創業の精神を理念にものづくりをはじめました。

竹内明太郎は、ガソリンを使用する本格的な国産自動車を日本で初めて開発・製造した実業家でもあり、国産第1号車の「DAT号」には竹内明太郎の頭文字「T」が使われています。社名はダットサンとなり、後の日産自動車株式会社へとつながっていくのです。また、欧米に負けない工業教育の早期確立にも高い意欲を持ち、早稲田大学理工科の創設に尽力、1908年に早稲田大学は悲願の理工科開設を果たしました。

1921年には、遊泉寺銅鉱山の閉山を見越し、小松鉄工所から分離独立させて株式会社小松製作所を創立しました。創業者による国産自動車の開発や大学創設による人材育成は社会発展の礎となり、その精神は現在もコマツに息づいています。

創業後は、世界大恐慌や戦争など時代の荒波に翻弄されながらも、トラクター開発や鋳鋼事業の強化を通じて規模を拡大し、建設機械メーカーとして国内での地位を確固たるものにしました。

一方で、1960年代に入ると、日本経済の国際化による貿易為替の自由化が進み、建機業界においても米国の世界最大建機メーカーの日本進出が決まりました。当時の製品品質はアメリカと日本では数年の開きがあるというのが一般的な評価で「米国の建機メーカーが本格的にブルドーザーの生産に着手すれば当社は3年で沈没する」とまでささやかれていました。

その強敵に対抗すべく、主軸のブルドーザーを短期間で米国の建機メーカーに匹敵する品質に高めることを最優先するⒶ(マルA)対策プロジェクトを全社挙げて断行。まさに「ねじ1本から見直す」徹底した品質向上を目指し、設計者や技術者が思う存分に能力を発揮してもらうために「コストを無視しろ」、JIS(日本工業規格)よりも高い品質を目指すために「JISを無視しろ」を大前提に試作車を製造。2年余の短期間で量産車を完成させました。

この活動のカギを握ったのが全社を挙げて取り組んだ品質管理活動(QC活動)です。お客さまに満足いただける高品質な製品を生み出すために、営業やサービス担当者が市場の情報を把握し工場や設計担当にフィードバックする総合的品質管理(TQC)に進化させ、世界水準の品質の車両を生み出すことに成功しました。

コマツは早くから海外にも目を向け、1955年には国内の他の建設機械メーカーに先駆け、アルゼンチンに初の海外輸出を行いました。そのあと、東南アジア・中国にも車両を輸出し、1964年には、アメリカの建設業者に試験用として貸し出していた2台のブルドーザーを、サンフランシスコ国際見本市に出展。この2台が、現地の販売代理店の目に止まり販売契約に至るなど海外進出の足場を着実に広げていました。

更に、当社の建設機械が世界で評価を高めていくために、1972年からⒷ(マルB)活動を開始。本格的な海外進出に伴い、耐用寿命の長さだけでなく、故障が少なく、休車時間も短くて済む信頼性の高いブルドーザーへのニーズに対応する必要がありました。この日本にはない過酷な使用条件への挑戦により、品質に関する「生きた情報」を市場で収集する体制を確立。信頼性向上のノウハウを体得するとともに、コマツの海外展開が一層加速する礎となりました。

このノウハウは、ホイールローダー、油圧ショベル、ダンプトラックなどに応用展開され、海外市場に向けた製品の大型化と信頼性の向上につながったのです。

世界各地のお客さまに建設機械やサービスを提供するために、コマツは事務所や現地法人を開設し、代理店網を広げます。しかし、2000年台初頭にITバブル崩壊の影響で日本をはじめ先進国の建設機械需要が低迷したことにより2001年度には連結ベースで史上初の営業赤字となり第一次構造改革が行われました。その中の一つの方針が「強みを磨き、弱みを改革」です。商品によって環境・安全・情報通信技術をキーワードに差別化すべきポイントを絞り、競合他社が追いつくのに数年かかるような商品力を持たせるなどの一連の商品開発プロジェクトを「ダントツプロジェクト」と命名。お客さまの課題を解決するべくIoTの先駆けであるKomtraxや無人ダンプトラック運行システム、ハイブリッド油圧ショベルなど、世界に先駆けた商品・サービス・ソリューションを展開しました。

2013年には、世界で初めて(※)削掘から仕上げ整地までのブレード操作を自動化したICTブルドーザーを北米市場に導入。作業時のオペレーターの疲労軽減に加え、経験が浅くても熟練オペレーターに匹敵する作業が可能になりました。また、翌年には世界初(※)のマシンコントロールを装備した油圧ショベルを開発。ステレオカメラを装備して車両から測量を可能にし、施工全体を見通すことが重要であるというスマートコンストラクション®の中核的な発想につながることになるのです。
※当社調べ

深刻な労働力不足に直面していた日本の建設業の問題に対して、2015年当社は建設現場ICTソリューション「スマートコンストラクション®」を発表。建設現場にある、あらゆる情報をICTでつなぎ、安全で生産性の高い現場を実現するとともに蓄積されたデータを社会インフラの整備や災害復旧にも役立てていくサービスです。2020年からは、従来の建設現場におけるデジタル化に加え、施工の全工程をICTでつなぐ「デジタルトランスフォーメーション・スマートコンストラクション®(DXスマートコンストラクション®)」へと進化させています。

いつの時代も、現場の課題がコマツの事業の道しるべとなってきました。お客さまをはじめとするパートナーとともに課題の解決に取り組み、社会の発展につながる新たな価値を生み出すこと。“Creating value together” それは、コマツが変わらず掲げる約束です。

コマツの存在意義

私たちの存在意義

ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、
人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く

コマツの100年を超える歴史は「ものづくりと技術の革新」への挑戦の軌跡でした。それによって、「人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く」ことがコマツの存在意義にほかなりません。また、コマツの社員一人ひとりが、ずっと大切にしつづけている姿勢として「挑戦する」「やり抜く」「共に創る」「誠実に取り組む」の4つを掲げており、それが私たちの行動規範になっています。

私たちの価値観

  • 挑戦する

    高い志を持ち、失敗を恐れることなく、革新のために挑戦し続ける

  • やり抜く

    困難にあっても決して諦めず、責任を持って最後までやり遂げる

  • 共に創る

    多様な価値観や個性を認め合い、互いに敬意を持ち、win-win精神で協働することで新たな価値を創出する

  • 誠実に取り組む

    常に誠実に正しく行動し、信頼される存在であり続ける

私たちの約束

Creating value together

「Creating value together」これは私たちコマツがお客さまとすべてのステークホルダーとかわす約束の言葉です。お客さまとともに持続可能な社会のために新たな価値を創りだします。パートナーシップを大切にするコマツの想いをtogetherのデザインに込めています。

コマツの戦略

コマツは、コマツの価値観の一つである「挑戦」をキーワードに、「Driving value with ambition~価値創造への挑戦~」を掲げ、私たちのなりたい姿を「安全で生産性の高いクリーンな現場を実現するソリューションパートナー」と定義付けました。その実現に向けて、「イノベーションによる価値共創」「成長性と収益性の追求」「経営基盤の革新」を成長戦略の3本柱としています。具体的な取り組みとして、「商品」「サービス」「ソリューション」の切り口からコマツ独自の戦略を紹介します。

ありたい姿

安全で生産性の高い
クリーンな現場を実現する
ソリューションパートナー

タイトル

Driving value with ambition
価値創造への挑戦

成長の3本柱
  • 将来への投資

    イノベーションによる
    価値共創

  • 収益体質

    成長性と収益性の追求

  • レジリエンス

    経営基盤の革新

商品

自動化・自律化・電動化・遠隔操作化

コマツが世界で初めて実現した建設・鉱山機械の自動化・自律化開発は、お客さまの現場の安全性と生産性の向上に大きく寄与しています。自動・自律走行するダンプトラックを、現場から離れたオフィスから遠隔操作するなど、建設・鉱山現場に革新をもたらしました。また、これまでもハイブリッド油圧ショベルなど、燃費効率の高い製品を開発することによって、製品が排出するCO₂の削減に取り組んできました。更なる排出量の削減に向けて、フル電動化や、燃料電池(FC)車や水素エンジン車などのバッテリーだけではない新たな動力源を搭載した建設・鉱山機械の開発にも取り組んでいます。

サービス

ものを情報で繋ぐ発想が生み出すサービス
~稼働の高度化~

稼働の見える化・予知保全

コマツは20年以上前に、GPS等により、建設機械がいつ、どこで、どのように使われているかを「見える化」するシステム「Komtrax(コムトラックス)」をリリースしました。2001年より標準装備され、現在では全世界で77万台の建設・鉱山機械に搭載されています。世界中で稼働している建設機械の正確な位置情報を、GPSと衛星通信を利用して把握。さらには建設機械の稼働時間、運転内容、燃料残量などの情報の遠隔管理も可能となりました。これにより、部品交換やメンテナンス時期の提案、省燃費運転のアドバイスなど新しいサービスが誕生しています。

ソリューション

現場の課題への視点が生み出すソリューション
~施工の高度化~

最適化プラットフォーム・
先進ソリューション
AHS無人ダンプ運行システム

コマツは2008年に、世界で初めて鉱山向け無人ダンプトラック運行システム(Autonomous Haulage System=AHS)を実用化しました。AHSはオペレーターの人件費削減や経済性の改善に留まらず、24時間365日稼働する鉱山運営において、計画どおりの運行の実現による生産性向上、省燃費運転による環境負荷低減、そして何よりも万が一の事故で人命を失うことを防ぐことができる安全性を高次元で両立しています。現在、世界最大級の400トン搭載可能なダンプトラックを含むAHSの累計導入台数は700台を超えています。AHS導入により、現場の安全性・生産性・環境性の更なる向上に貢献していきます。

スマートコンストラクション®

スマートコンストラクション®は、建設生産プロセス全体のあらゆるデータをICTで有機的につなぐことで、測量から検査まで現場のすべてを「見える化」し、それによって新たなプロセスを生み出し、安全で生産性の高いスマートな「未来の現場」を創造していくソリューションです。コマツは、スマートコンストラクション®の導入によって労働力不足をはじめ安全性の向上など建設現場のさまざまな問題・課題を解決へと導いてきました。2015年の導入開始以降、これまでに累計約2万9千の現場へ導入、建設現場における人手不足が深刻化する中、お客さまの現場の生産性や安全性の向上を実現しています。

創業の精神

「工業を発展させずして、国家の発展はない」――。この強烈な思いから、創業者・竹内明太郎は遊泉寺鉱山用の鉱山機械を製作するコマツの母体となる「コマツ鉄工所」を1917年に設立しました。地方に工業を起こし、産業を発展させたいという信念と「良品に国境なし」という高い志のもと、「海外への雄飛」「品質第一」「技術革新」「人材の育成」という4つの創業の精神を理念にものづくりをはじめました。

  • 海外への雄飛
  • 品質第一
  • 技術革新
  • 人材の育成

コマツウェイ

「創業の精神」は、コマツの企業文化や経営方針に深く根付いており、社員一人ひとりがこれを実践することが求められています。「コマツウェイ」とは、この創業の精神をベースに、コマツの強み、信念、基本的な心構え、そしてそれを実行に移す行動様式を明文化したものであり、すべてのステークホルダーからの信頼度の総和を最大化するという経営の基本を実現するための基盤となるものです。コマツは国籍も考え方も異なるさまざまな社員が一つに集うグローバル企業に成長しました。その多様な社員を結びつける共通の価値観が「コマツウェイ」です。




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