責任ある未来を支えるエンジニアたち
小保田麻暉にとって、子どものころの日本の夏は、暑さを気にすることなく一日中外で遊んでいられる季節でした。しかし、時代とともに夏の姿は変わりました。「子どもの頃は、夏に外で遊ぶことが当たり前でした。でも今では、外に出ること自体が危険な暑さになることもあります」と小保田は語ります。
小保田にとって変わったのは、気温だけではありません。“責任”の意味そのものが変わったのです。
「子どもたちの将来を考えたとき、次の世代のために、今できることをやらなければならない。そう強く感じるようになりました」
その想いこそが、コマツでハイブリッド油圧ショベルの設計者として働く彼の原動力です。彼が改良に携わるすべての技術は、ひとつの問いへとつながっていきます。
「世界を創り上げてきた機械は、世界を守る役割も果たせるのだろうか」
コマツ全体で、エンジニア一人ひとりが、それぞれの立場から同じ問いに向き合っています。
ハイブリッドシステム、バッテリー車、水素エンジン車──アプローチは異なっても、その根底にある想いは同じです。
人々が日々頼りにする機械は、進歩を生み出すだけでなく、環境への影響を抑える存在であるべきです。
この信念は、課題の捉え方から技術開発の進め方、そして成功の定義まであらゆる判断の軸となっています。
