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日本の土木業界のお客さまの現場の困りごとに向き合った社員のエピソードです。遠隔操作などのICT技術の開発や導入に関わった社員の入社のきっかけや日々の業務、どのような思いで仕事に取り組んでいるかをご紹介します。

土木業界のお客さまを取り巻く環境

Global landscape

日本では、少子高齢化による若い世代の担い手の減少とオペレーターの高齢化による土木事業の人材不足が課題となっていました。

Our world

最先端技術を導入したお客様の工程(コト)をデジタルでつなぐことで、土木業界をスマートでクリーンな現場に刷新し、働きたいと思う職場環境が実現された世界。

Mission

ICTを活用し、熟練オペレーターでなくても精度の高い作業を可能にする機械を開発し、お客さまの現場をデジタル化することで、人手不足の解消とスマートな現場を目指しました。

車体開発

ICT建機の開発を始めた当時、自動車業界ではカーナビが普及しており、建設機械でも高精度なGNSS*を搭載して、どこでどんな仕事をしているのかが分かるようになったのです。高度なGNSS測位技術を持つ会社と協業して、車載向けに改良した測量機器をコマツの建設機械に搭載して施工の見える化に踏み出しました。
*Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム

インタビュー

自動化システム開発

市場導入した時点で、ICT建機の進化が止まるわけではありません。お客さまの現場で生じる非効率のタネを一つひとつ探し出し、システムに織り込んで解決する。私が入社3年目から担当し開発した機能も、現行機に織り込まれ、現場で活用されています。
インタビュー

CTO室

私の仕事は、コマツと広い世界をつなぐこと。スマートコンストラクションの仕組みを作っている頃、毎月シリコンバレーや欧州に飛んで、活用できるリソースは無いかを探していました。社外のさまざまな方との関わりの中で、建設現場の測量にドローンが大きく貢献できることにたどりつきました。まだ、ドローンが広く普及する前にそうしたリソースにたどり着くには、常にお客さまの現場やコマツの課題を念頭に入れて、いろいろな情報収集をすることに尽きますね。
インタビュー

ソリューション開発

もともと生産技術研究で加工の自動化に携わっていたのですが、あるプロジェクトで、当時まだ一般的ではなかった3次元計測をいろいろ試していました。ひょんなことから「生産現場ではなくお客さまの現場で広く活用できるのではないか?」ということになり、スマートコンストラクションのプロジェクトに携わることになりました。それからはAR,VRから運搬効率化まで現場をよくするためにリソースは問わず様々なことにチャレンジしています。
インタビュー

市場開発(北米市場)

スマートコンストラクションの日本での発表後、私はアメリカでの導入の為に現地に駐在していました。もちろん日本とアメリカでは工法も違えば文化も違います。北米のお客さまはどのようなビジネスモデルを求めているのか、困っていることは何かなど、施工プロセスに関わるあらゆる情報を現場で聞き出し、ネックとなっているプロセスを見つけだして日本にフィードバックし続ける日々を過ごしていました。
インタビュー

国内営業

他社の建設機械でも、後付けでICT建機にできるのが、スマートコンストラクション・レトロフィットキットです。これまで高く売られていたものを価格破壊して市場に投入したんです。それにあたって現場の混乱が起きないよう、商品展開の方針、生産工場の対応、物流の経路、お客さまへの販売の手続きに至るまでフォローを徹底し、無事に販売開始することができました。

インタビュー