CTO室:Connected

世界を巡って地球と真剣に向き合いたい。だから、コマツを選んだ

R・T/1993年入社/大学院 工学研究科卒/所属部署(当時):CTO室
世界にすごく興味があったので「世界中に行きたい。地球に対して何かやりたい」という思いでコマツへ。

世界を飛び回り、自由な反面、いくつもの役割を一人でこなす大変さも

入社数年目から韓国との仕事に深く携わりました。その後、中南米のニカラグアやアフリカ、アメリカ、オーストラリアに行くなど、本当に世界のいろいろな国へ行きましたね。自分が最初に配属された部署が新事業の推進本部だったので、何をやるのも自由だし、レールが何もないというところでした。社内の中でもありとあらゆるレベルの人たちと話をしなきゃいけないし、社外に出たら、もう営業と開発と製造をすべて自分でやらなくてはならない部署だったので一気にいろいろな力がつきました。

トップが変わっても、会社の方針はブレない。それが、コマツの揺るぎない強み

スマートコンストラクションの成功にもつながりますけど、うちはトップが変わっても会社の方針がブレないので、従業員の考えもブレないんですよ。コマツは無人ダンプトラックやKomtraxなど、新しい商品を他社に先駆けて出す会社です。そうすると利益が出たり、ビジネスとして光が見えるまでかなり時間がかかることがあります。イノベーションや新しいことをやるときに一番大事なのはトップの方針が揺るがないことと、常にそれを応援してくれること。長い目で見てもらえるというのがすごく大切だと思うんです。

現場視点のソリューションが、スマートコンストラクションを成功に導いた

アナログな世界だった工事現場にコマツが自費で提供したのが始まりでした。スマートコンストラクションのデータをいろいろな人たちが試してみたら使い勝手がいいと評判になりました。開発にあたっても、いろいろなメーカーの製品を使っている現場に対してコマツのスマートコンストラクションをいかに効率よくつなげるかという現場視点のソリューションが重要でしたね。2015年から今まで、頻繁に市場へ大きなソリューションメニューを出しているというのも、評価されている一つの理由だと思います。

カーボンニュートラルに対して、水中からのアプローチを

コマツは、地球の形状を自由に変えることのできる地球向け3Dプリンターを作る会社ではないかと思っています。例えば、海や川も何十年も何もしていないと水底はどんどん高くなり水面が上昇して自然災害の原因になる。だからこそ水中専用機械をつくって対策することが必要です。コマツにいると、地球の形状をダイナミックに変えられるっていう面白さがあります、陸上だけでなく水中も。ある意味、地球全体でカーボンニュートラルはどうあるべきかというプロジェクトに挑戦するために、今勉強中です。