2025.12.2
Atlassian Williams Racing

コマツとアトラシアン・ウィリアムズ・レーシング、デュッセルドルフで共通点を発見



コマツのドイツ・デュッセルドルフ工場の従業員たちは、訪問してくれたフォーミュラワン界を代表する2人に、多くの共通点を
見出しました。
それは、高性能な機械づくりへのこだわり、職人技と最先端技術の融合、そして競争力を追求し続ける情熱です。

 


アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングのチーム代表であるジェームズ・ボウルズ氏と ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴ氏がコマツのデュッセルドルフ工場を視察し、従業員と交流を通じて両ブランドの結びつきをさらに深めました。特にヴィルヌーヴ氏の来訪は、彼が1997年のチャンピオンシップを獲得した当時、マシンにはコマツが設計・製造・供給したギアボックス部品が搭載されていたことから、特別な感慨を呼び起こしました。

アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングのチーム代表であるジェームズ・ボウルズ氏 (左) と ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴ氏が、交流会参加の抽選に応募した 50 人の熱心な従業員と会話を交わしています。

 

訪問のハイライトとなったのは、ボウルズ氏とヴィルヌーヴ氏が、市場最大級の鉱山用油圧ショベルである新型PC9000油圧鉱山掘削機の3号機に触れた場面でした。2人は運転席と訓練席に乗り込み、既存のお客様以外では初めて、この機械を間近で見学しました。

1997 年のウィリアムズ・レーシングにてワールドチャンピオンに輝いたジャック・ヴィルヌーヴ氏が、市場最大の鉱山用油圧ショベルであるコマツの新型 PC9000 油圧鉱山掘削機の運転席に、マーケティング コミュニケーション担当シニア マネージャーのトーマス・ジョーダン (後列左)、製造エンジニアのライナー・ルーバースと共に座っています。



コマツ・ドイツ鉱山部門の本拠地であるデュッセルドルフ工場は、エンジニアリング拠点と製造工場を兼ねています。機械とソリューションはここで製造、構想され、イノベーションが企業文化に深く根付いています。デュッセルドルフ工場は1954年に世界初の完全油圧式油圧ショベルを製造し、現在では5種類の油圧ショベルを生産しています。

デュッセルドルフ工場はコマツの「マザー プラント」の 1 つであり、製品の開発、設計、エンジニアリング、製造を行うと共に、コマツの全世界の事業所に適用される基準を策定する場所です。販売、マーケティング、アフターマーケットなどの業務もここで行われています。デュッセルドルフ工場では約 900 人の従業員が働いており、これは英国、グローブにあるアトラシアン・ウィリアムズの工場および本社の従業員数とほぼ同数です。

コマツとアトラシアン・ウィリアムズ・レーシング、デュッセルドルフで共通点を発見

コマツ・ドイツ・デュッセルドルフ工場では、約 900 人の従業員が働いています。長年にわたり、この工場は幾度となく拡張されてきました。敷地内を散策すれば、その豊かな歴史を肌で感じることができます。
コマツのデュッセルドルフ工場では、先進技術と熟練の職人技が融合しています。ここでは、鉱山掘削機用油圧シリンダーが組み立てられており、安全性と品質がすべての工程に組み込まれています。
今回の訪問では、抽選に当選した50 人の従業員 (多くはアトラシアン・ウィリアムズ・レーシングのアパレルを着用) との交流会も行われました。ボウルズ氏とヴィルヌーヴ氏は、モータースポーツとエンジニアリングの分野をより多くの女性が活躍できる場にすること、ウィリアムズとコマツの提携をどう見ているかなどについての質問に答えました。

コマツ・ドイツの副社長であるエンノ・アイヒェとマネージング ディレクターのアンスガー・トーレがホスト役を務め、ミニチュアの掘削機を贈呈しました。ボウルズ氏とヴィルヌーヴ氏は、お返しにチームのユニフォームと、アトラシアン・ウィリアムズ FW47 レースカーのサイン入り写真を贈りました。

工場見学中、ボウルズ氏とヴィルヌーヴ氏は各ステーションに立ち寄り、従業員と交流を深めました。エンジニア、溶接工、組立工、そして製品検証、試験、試作、シミュレーションのための設備を見学し、品質確保のための徹底した取り組みに感銘を受けました。また、自動化などの先進技術と並んで、熟練した職人技が光る点にも注目しました。

アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングのチーム代表であるジェームズ・ボウルズ氏 (左) とワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴ氏は、コマツ・ドイツ・デュッセルドルフ工場で行われた交流会に参加し、熱烈な拍手で迎えられました。
コマツ・ドイツのマネージング ディレクターであるアンスガー・トーレが、アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングのチーム代表であるジェームズ・ボウルズ氏 (左端) および ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴ氏 (右から 2 番目) と、デュッセルドルフ工場を見学。この訪問では、油圧掘削機の開発、設計、試験、製造工程を見学しました。
このような訪問は、コマツとウィリアムズのパートナーシップの精神を体現するものであり、将来に向けた、特に人材育成における相互協力の基盤を築き、技術エンジニアリング エコシステムにおける潜在的な機会を模索するものです。

従業員たちは、アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングのチーム代表であるジェームズ・ボウルズ氏とワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴ氏を先頭に、集合写真を撮影しました。


施設訪問は、両社の交流の 1 つにすぎません。「デイ・イン・ザ・ライフ」プログラムでは、コマツの従業員が特定のレース ウィークエンド中にウィリアムズの一員としてレースの現場を体験することができます。コマツ・ウィリアムズ・エンジニアリング・アカデミーは、STEM 教育を推進し、世界中の若者に、繁栄する社会に不可欠なキャリアへの道筋を提供しています。

 



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