妥協のないパフォーマンス:サステナブルなエネルギーへの変革

2026.7.29
Atlassian Williams Racing

妥協のないパフォーマンス:サステナブルなエネルギーへの変革


パフォーマンスを犠牲にすることなく排出量を削減できるでしょうか。コマツとアトラシアン・ウィリアムズF1チームは、サステナブルな燃料、電動化、ハイブリッドシステムの技術を建設現場とレーストラックという過酷な環境で実用化し、イノベーションを通じて、温室効果ガス排出量の削減と高いパフォーマンスの両立が可能であることを実証しています。

 


建設現場からレーストラックに至るまで、パフォーマンスが向上

パフォーマンスを犠牲にすることなく排出量を削減できるでしょうか。答えはイエスです。ただし、現場で効果を発揮するソリューションを使用することが必要です。建設業界、マイニング業界、モータースポーツといった分野は、「温室効果ガス排出量の削減と、高い出力、信頼性、効率性をいかに両立するか」という共通の課題を背負っています。

コマツとアトラシアン・ ウィリアムズ F1 チームは、それぞれこの課題に取り組んでいます。レースの世界では、パフォーマンスはミリ秒単位で測定されます。建設現場では、生産性、稼働時間、コスト効率で評価されます。両者ともプレッシャーのかかる環境下でも高いパフォーマンスを発揮できるソリューションを追求しています。

こうした課題が、イノベーションを推進する原動力となっています。サーキットや建設現場など、高いパフォーマンスが求められる環境で実証された技術は、さまざまな業界で応用できます。こうして、サステナブルな燃料、ハイブリッド システム、電動化は実験段階から実用化段階へと移行していくのです。

異なるチーム、共通の課題

サステナブルな燃料は、今日、排出量を削減するための最も現実的な方法の 1 つです。たとえば、リニューアブルディーゼルは、廃油や廃脂肪から作られる低排出燃料であり、エンジンを改造せずに従来のディーゼル燃料の代替として使用できます。

コマツは長年にわたり、この変革を実現してきました。2019 年以降、リニューアブルディーゼルが実際に使用されるようになり、現在では多くのコマツの機械がリニューアブルディーゼルまたはバイオディーゼル混合燃料で稼働できるようになり、お客さまが既存のフリートを使いながら排出量を削減できるようになりました。このアプローチは建設機械だけに適用されたのではありません。コマツ ヨーロッパでは、工場出荷時から HVO (水素化処理植物油) 燃料を充填することで、機械が生産ラインを出た瞬間から環境負荷の低減に貢献しています。コマツ オーストラリアは、物流分野で、SAF(サステナブルな航空燃料) の利用をトライアルし、バリュー チェーン全体で排出量が削減されたことを実証しました。

一方、ウィリアムズは同じ課題に、時速320kmを超えるF1マシンで挑んでいます。フォーミュラ 1 は 100% サステナブルな燃料を 2026 年から導入しました。この燃料は、効率とパフォーマンスを最大限に高めるように設計された、先進的なハイブリッドパワーユニットで使用されています。どちらの取り組みも、「排出量削減は、実際の環境で成功する必要がある」という同じ原則を示しています。

現場で実証されたハイブリッド イノベーション

コマツは 2008 年に、従来モデルと比較して燃料消費量を最大 25% 削減できる、世界初のハイブリッド油圧ショベルを発売しました。このショベルは、パフォーマンス向上と排出量削減を両立させる上で、大きな一歩となりました。

数十年にわたり進化を続ける持続可能なエネルギー技術

サステナブルなエネルギー技術へのコマツの取り組みは数十年に及びます。 マイニング機械における電動式システムは、60 年以上前に遡ります。コマツのマイニング用電動ロープ ショベルは、1990 年代から使用されています。建設業界向けに、コマツは世界初のハイブリッド油圧ショベルを発表し、2016 年にはそれを拡張したハイブリッド モデルを発表しました。2020 年にはバッテリー駆動のミニ ショベルを発表し、都市部でのゼロエミッション稼働を実現しました。

さらに最近では、コマツはバッテリー式油圧ショベル、電動式マイニングトラック、電動式マイニングショベル、および、リチウムイオン電池式トラックなどのバッテリー式地下鉱山機械など、製品ポートフォリオ全体にわたって電動化を推進しています。 このような電動化の推進においては、生産性、耐久性、効率性を維持しながら電力システムを進化させるという、一貫した戦略が適用されています。フォーミュラ 1も、2014 年にハイブリッド パワートレインを導入するという、コマツと同様の歩みをたどってきました。どちらの業界においても、イノベーションは長年にわたって積み重ねられ、その一歩一歩が、パフォーマンスを犠牲にすることなく効率向上につながっています。

ハイブリッド林業のイノベーションを実地試験で検証

コマツ フォレストのハイブリッド電動式運搬車両の試作車は、従来のエンジンと電気駆動を組み合わせることで、燃費効率向上と排出量削減を実現しています。この試作車は、継続的な開発の一環として初めて公開されたものです。ハイブリッドシステムの活用が、建設・マイニング分野にとどまらず、林業分野へも広がっていることを示しています。

実環境で進む電動化技術

コマツのバッテリー式油圧ショベルPC210LCEは、実際の作業現場で稼働しており、その性能は内燃機関搭載機と同等であると高く評価されています。これらの試験により、電動式ソリューションが従来型機器と同等の性能基準を満たしていることが保証されています。

排出量を削減するための複数の方法

脱炭素化は、一つの技術や手法だけで実現できるものではありません。コマツは特定の燃料に依存しない戦略を採用しており、お客さまのニーズに応じて多様なエネルギーソリューションを提供しています。

具体例としては以下等があります。
  • リニューアブルディーゼルとバイオディーゼルの混合燃料
  • 電動化(バッテリー式)
  • 水素燃料電池
  • ハイブリッドシステム
  • 合成燃料やアンモニアなどの新しい燃料

コマツのロードマップは、1 回の技術転換ではなく、ハイブリッド システム、電動化、そして水素燃料などの複数の技術を開発し、段階的に移行していく、長期にわたる戦略なのです。このアプローチは、燃費効率、ハイブリッドシステム、サステナブルな燃料といった複数の技術を並行して進化させるトップクラスのモータースポーツと同様の考え方に基づいています。お客さまにとっては、状況に応じて最適な選択ができる柔軟性は欠かせません。用途、地域、インフラによって、必要なソリューションは異なります。多様なソリューションを組み合わせることで、排出量削減を将来の課題ではなく、今すぐ実現することができます。

水素燃料機械の研究開発

コマツは、重機向けの水素燃料電池システムを開発しており、ゼロエミッションの水素エンジン搭載トラックを開発するための提携も行っています。この取り組みでは、排気ガスを一切排出することなく、高いパフォーマンスを発揮することを目指しています。

パフォーマンスがイノベーションを推進

高いパフォーマンスが要求される環境はイノベーションを加速させます。アトラシアン ・ウィリアムズ F1 チームの FW48 は、サステナブルな燃料とハイブリッド パワーを進化させて限界に挑戦します。こうした技術革新は、レースの世界にとどまらず、さまざまな業界へと展開され、パフォーマンスを犠牲にすることなく排出量削減を実現しています。

レーストラックでのイノベーションを建設現場に応用

モータースポーツは長年にわたり、新技術の実証の場としての役割を果たしてきました。高いパフォーマンスが要求される環境はイノベーションを加速させます。コマツは建設鉱山機械においても同じ原理を適用しています。建設鉱山機械には、高負荷、極端な気温、険しい地形などの過酷な環境下でも、休むことなく稼働し続けることが求められます。つまり、建設現場やマイニング現場は新技術にとって最も厳しい実証試験の場なのです。

近年開発された技術としては、複数のエネルギー源に対応できるダンプトラックや、燃料消費量の削減を実現するトロリーアシスト式の電動マイニングトラックなどがあります。これらのイノベーションは実験段階ではなく、既に実用段階に入っています。こうした取り組みによって、技術は実証・初期導入段階を超え、業界全体に変革をもたらす規模へと発展していきます。

多様なエネルギーソリューションが支えるパフォーマンス

コマツのパワー アグノスティック 930E ダンプトラックは、ディーゼルから新たな代替エネルギーに至る複数のエネルギー ソリューションを統合しています。このトラックは、2024 年に発表されたもので、過酷なマイニング現場に対応できるよう設計されており、パフォーマンスと生産性を維持しながら、排出量の削減を実現しています。

パフォーマンスとサステナビリティの両立

パフォーマンスとサステナビリティは、もはや相反するものではありません。産業界では、パフォーマンスとサステナビリティは、実用的で実績のある技術を通して共に向上しています。コマツとアトラシアン・ウィリアムズ F1 チームは、高いパフォーマンスが求められる環境で開発された技術が、パフォーマンスを犠牲にすることなく温室効果ガス排出量の削減に貢献できることを実証しています。お客さまにとって、このようなイノベーションは、生産性を維持しながら排出量を削減できる真のソリューションです。これは、産業界の変革が既に始まっていることを示しています。

サステナブルな燃料、パフォーマンス、およびイノベーション: 重要な疑問への回答

産業界は、パフォーマンスを犠牲にすることなく排出量を削減できるでしょうか。
はい、可能です。サステナブルな燃料、ハイブリッドシステム、電動化といった技術は、すでに実用が進んでおり、生産性や信頼性を維持しながら温室効果ガス排出量の削減に貢献しています。
https://www.komatsu.jp/ja/sustainability

リニューアブルディーゼルとは何ですか。また、それはコマツではどのように使用されていますか。
リニューアブルディーゼルは、廃油や廃脂肪から作られる燃料であり、エンジンを改造せずに従来のディーゼルの代替として使用できます。コマツは 2019 年からリニューアブルディーゼルを事業に導入しています。
https://www.komatsu.com/en-us/sustainability/renewable-diesel

コマツ初のハイブリッド マシンは何でしたか。
コマツは 2008 年に世界初のハイブリッド油圧ショベルを発表し、燃料消費量を最大 25% 削減しました。
https://www.komatsu.jp/ja/aboutus/brandcommunication/stories/roadmap

コマツはいつから電動化を開始したのですか。
マイニング機械における電気駆動システムは 60 年以上前から存在し、近年ではバッテリー駆動の機械が発表されており、2020 年にはミニショベルも登場しました。
https://www.komatsu.com/en-us/blog/2022/sr-hybrid-electric-drive-history-innovation

燃料に依存しないコマツの戦略とは。
コマツはパワーアグノスティック(燃料に依存しない)アプローチを採用しています。リニューアブルディーゼル、電動化、水素など多様なエネルギーソリューションを開発することで、お客さまが用途や地域、インフラ条件に応じて最適な選択ができるよう取り組んでいます。
https://www.komatsu.jp/ja/aboutus/brandcommunication/stories/roadmap

コマツは水素燃料機械を開発していますか。
はい、開発しています。コマツは、ゼロエミッション稼働を実現するために、水素燃料電池システムと水素燃料稼働のトラックを開発しています。
https://www.komatsu.jp/ja/aboutus/brandcommunication/hydrogen-fuel-cell




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