実体験をとおして未来のエンジニアを育成する

2026.6.8
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実体験をとおして未来のエンジニアを育成する


コマツ・ウィリアムズ・エンジニアリング・アカデミーの学生たちは、英国コマツを訪問し、生産ラインの見学やエンジニアとの交流、さらには油圧ショベルの試運転などを通じて、エンジニアとしてのキャリアを体感しました。



英国コマツで実体験をする学生たち

コマツ・ウィリアムズ・エンジニアリング・アカデミーの学生たちは先日、ダラム州にある英国コマツの工場を訪問しました。工場見学、デモンストレーション、そして世界最高水準の機械を設計・製造するコマツのエンジニアたちとの交流を通じて、非常に充実した一日を過ごしました。

エンジニアリングを体感する

学生たちがイギリス、ニューカッスルにあるコマツの製造工場に足を踏み入れた瞬間、エンジニアの仕事が実際の現場でどのように活かされているのかを実感しました。

ヨーロッパ各地から集まった学生たちは、コマツの油圧ショベルがどのように設計され、組み立てられ、試験されているのかを実際に見学しました。訪問中、彼らは生産ラインを見学し、エンジニアとの対話を通して、最先端の機械が生み出されるプロセスを間近で体感する貴重な機会を得ました。

多くの学生にとって最も印象的だったのは、油圧ショベルの運転席に乗り込み、自ら操作した体験でした。
これまで教室で学んできた知識が、実際の経験へと結びついた瞬間だったのです。

油圧ショベルを実際に操作した学生たちは、機械のミニチュアを記念品として受け取りました。これは単なるお土産ではなく、エンジニアの仕事が「理論」から「触れられる現実」へと変わった体験を思い出させてくれる象徴的なアイテムです。

「プレゼンテーションと工場見学は皆楽しんでいましたが、一番のハイライトは間違いなく油圧ショベルの操作でした」と、コマツのプランニング・エンジニア、キャスリン・マリンズは語ります。設計エンジニアのジェーン・ホジソンも、油圧システムやハイブリッド技術、機械の仕組みに触れる中で、学生たちの目が輝いていたことが印象的だったと振り返りました。それはまさに、アカデミー設立の目的である「実践的な学び」そのものであり、 エンジニアの仕事を身近で魅力的なものとして感じられる機会となりました。

最新鋭の製造工場内部

英国コマツは、中大型のクローラー式油圧ショベルと作業用ギアを製造しています。工場の扉をくぐった学生たちは、現代の製造業における精密さ、チームワーク、そしてそのスケールの大きさに圧倒されました。キャスリン・マリンズは、「多くの学生にとって、製造工場内部に入るのは初めての経験でした。彼らはこの機会を最大限に活用し、多くの質問をしていました」と述べています。
生産ラインでは、学生たちは主要部品の取り付け方法、各工程間の作業の流れ、そして各チームが完成品にどのように貢献しているかを目の当たりにしました。あらゆる機械の背後にある連携、精密さ、そして責任の共有を明確に理解することができました。
英国コマツのシニア PR オフィサー、ジェマ・ブラザートンは、見学ツアーの冒頭で、まず工場の歴史、製造されている製品、そしてコマツのグローバル事業におけるこの拠点の位置づけについて説明しました。

「見学ツアーでは、品質管理への取り組み、各工程での検査、試験プロセス、そしてコマツの機械がお客さまのニーズに応えるための取り組みについて詳しく紹介します。見学ツアー中は、そのこだわりに驚かれることもあります」

コマツのエンジニアたちは、学生たちを生産現場で迎え入れ、機器の設計、製造、そして継続的な改良について率直な意見交換を行いました。ジェーン・ホジソンは、今回の交流は表面的なデモンストレーションにとどまらなかったと語りました。「油圧ショベルの油圧システムの内部構造や、特定の部品がなぜ使われているのかなど、深く掘り下げた議論ができました」と彼女は語ります。「学生たちの話を聞くのも非常に興味深く、彼らがどのように学習に取り組み、現在どのステージにいるのかを知ることができました」

学生たちにとって、今回の経験はアカデミーの存在意義を再認識する機会になりました。ジャック・メトカーフは、コマツの改善文化について次のように振り返りました。「コマツとその社員について最も驚いたのは、会社全体が品質に真摯に取り組んでいる姿勢です。彼らは、現場の作業員こそが、設計者よりもプロセスをよく知っていることを理解しています。改善の余地があるという考え方を徹底し、現場の作業員と対話しながら戦略を実行に移しているのです」

多様な分野、1 つの生産ライン

繰り返し話題となったのは、コマツでの仕事が、既に学生たちが興味を持っているであろう技術とどのように結びついているかという点でした。ジャック・メトカーフは、驚くべき共通点について次のように述べています。「ハイブリッド技術が、コマツの油圧ショベルとF1マシンの双方で活用されていることを知りました。油圧ショベルと F1 マシンはまったく異なる機械なのに、共通する技術を使っているというのは、私にとって非常に興味深い発見でした」

コマツ・ウィリアムズ・エンジニアリング・アカデミーは、学生たちにこうした異業種間の視点を与えることを目的としています。多くの学生が、このアカデミーに参加したことで、エンジニアとしてのキャリアが現実的かつ実現可能なものであると認識できたと述べています。キャトリン・ウィン・ウッドは、自身の変化について「アカデミーに応募したことで、もしかしたら自分にもこの分野で何かできるかもしれない、と気づかされました」と語ります。

ジョージ・パパドプロスも同様の意見を述べ、エンジニアリングにおいてコラボレーションが極めて重要であることを強調しました。「アカデミーの要は、決して 1 人ではないということ、チームの一員であるということにあります … それがアカデミーで最も重要な教訓だと思います」

多くの人にとって、製造現場を間近で見ることは、エンジニアの仕事に対する認識を変えるきっかけとなりました。コルニリア・ヴァシリオウは生産ラインの組織体制に感銘を受けました。「すべてが非常に綿密で効率的です。つまり、すべてのプロセスが非常に精緻に調整されているのです」ラファエル・ブリスはコマツの安全文化について触れました。「何か問題が発生した場合、その根本原因を突き止めることに重点が置かれているように感じます」と述べました。

学生たちは、組み立てラインの見学を経て、原材料の鋼材から最終検査まで、油圧ショベルがどのよう行程で作られていくのかを目の当たりにしました。見学をとおして、複雑な部品を完成品へと仕上げるために必要な、工程管理、連携、そして職人技を目の当たりにしたのです。

メンターシップ、コミュニティ、そして実社会での経験

アカデミーは、教室での学習、コンペティション形式のプロジェクト、そして企業見学を組み合わせることで、学生たちにコマツ社内のメンターや仲間との交流の機会を提供しています。ジュリア・ユーズド=ウーは、このアカデミーが学生とエンジニアやメンターを結びつける役割について次のように述べています。「コマツで働く人たちと話をして、なぜ彼らがこの仕事にやりがいを感じているのかを理解できました」アレクサンドロス・パンタジディスは、そこで築かれる友情を強調しました。「ここで出会うチームや人々は、エンジニアとしての学びや経験を通じてできた友人となります」。

コマツのエンジニアたちも、この交流から刺激を受けたと感じています。キャスリン・マリンズは、学生たちとの交流の価値について語りました。「参加者同士が顔を合わせ、経験や将来の計画について話し合う絶好の機会となりました。イベントは大成功だったと思いますし、参加者からも大変好評でした。このパートナーシップが今後どのように発展していくのか、楽しみにしています」

機械を支える技術

教室では、学生たちはハイブリッドシステムから効率性や性能の向上まで、コマツの機械を支える技術について学びました。このセッションをとおして、生産現場で目にしたものと、それを支えるエンジニアの考え方や、継続的なイノベーションを生み出す取り組みとのつながりを理解することができました。

次世代の成長を促す

企業研修や大学進学を控えた学生にとって、今回の訪問はエンジニアのキャリアがどのような可能性を秘めているかを具体的に知る機会となりました。「コマツのような業界、あるいはウィリアムズのようなモータースポーツの世界にも挑戦してみたいと思っています」。大学院でエンジニアやデザインへの進路を志すジョージ・クリヤゾプロスは、このアカデミーが「これまで考えもしなかった新たな扉を開いてくれた」と語りました。

この日は、コマツとウィリアムズが共有する目的を改めて強調する機会となりました。それは、体験を通じて好奇心を刺激し、エンジニアの仕事がいかにやりがいに満ち、チームワークを必要とし、そして大きな充実感を得られるものであるかを伝えることです。

コマツ・ウィリアムズ・エンジニアリング・アカデミーとその使命、エンジニアのキャリアへの道を切り開く取り組みについて、詳しくはこちらをご覧ください。


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