海外営業:D475A-8

海外でビジネスができる。そんなチャンスのある企業を探していた

Y・S/ 2007年入社/文学部卒/所属部署(当時):建機マーケティング本部欧米事業部北米グループ
建設機械や鉱山機械について詳しく知りませんでしたが、大きな機械を世界中で販売したい。その気持ちで入社を決めました。

国内営業での経験の積み重ねが、海外営業での活躍につながった

国内営業を4年ほど経験した後、本社の海外営業本部に配属されてアジア地域を担当しました。初めての海外出張は、マレーシア全土を約1ヵ月かけて行脚することでした。現地の代理店やお客さまと直接対面して、そこで実際に何が起こっているのかを自分の目で見て確認していくのですが、現場で次にどうすればいいかを判断して、すぐに的確な行動に移せたのは、国内営業での現場経験があったからこそだと思います。また、海外の代理店との電話会議でも、お客さまが望んでいることや困っていることを自身の国内営業での経験と重ね合わせてイメージできたので、迅速かつ適切な対応を取ることができました。

海外初駐在の砂漠地帯で、貴重な体験と出会えた

海外で初めて駐在したサウジアラビアでは、新たな代理店の立ち上げをサポートするプロジェクトに携わりました。その駐在中に今まで見たことのない体験ができたんです。砂漠に小さい山がたくさんあるのですが、コマツのブルドーザーを一列にドーンと並べて、山ごと削って道を作っていくような、それはダイナミックな現場でした。こんな方法があるのを知らなくて、自分の目で見れたのは非常に貴重な体験です。やはり実際に現場に行って、お客さまの使用している環境を知り尽くした上で、アプリケーションや製品を提供していく必要性を、そこで学びました。

お客さまのニーズ実現を目指して、点の対応を、一つの目標に向けた線の対応へ

コマツが、北米でのマイニングブルドーザーの市場で苦戦していたなかで、D475A-8のプロジェクトが立ち上がりました。主な課題は、品質やTCO*などをお客さまに評価いただけていないことの改善。これまでもその課題に対して、各部門が個々に最善の手を尽くしていましたが、お客さまが期待していることへの明確な答えになっていませんでした。そこで、各部門別々に行っていた点の対応を結びつける必要があったんです。お客さまが達成したいことは?お客さまにコマツを選んでもらうためには?その答えを導きだして、点だった各部署をひとつの目標に向けた線としてつなぐことに取り組みました。
*Total Cost of Ownership

懸命な説明が実を結んで、見本市会場でD475A-8を受注

2021年の9月に、米国・ラスベガスで開催された鉱山機械見本市「MINExpo」で、D475A-8が初披露されました。そこでプロジェクトに関わった各部門が協力してプロモーションビデオを制作して上映。D475A-8の実機を日本から輸出して展示しました。コマツアメリカのメンバーが、お客さまに対して新商品を紹介したり、前モデルと新モデルの違いを一生懸命に説明してくれたおかげで、見本市の場で、D475A-8の受注を獲得することができました。まだプロジェクトの途上ですが、この見本市での受注をきっかけにビジネスの拡大につなげていこうと思っています。

仕事も、プライベートも、何よりも、安全に、健康に

学生時代に硬式野球をやっていて、今は職場のソフトボールチームに所属しています。私はキャプテンを務めていて、毎年開催される組合主催のソフトボール大会で2年連続優勝を果たしました。仲間とのソフトボールを通じた結束が、今の業務に生きていると思っています。また、コマツには、業務に対する優先順位でSLQDC*という方針があります。オフでも、「Safety and Health」を第一に、安心して仕事ができる健康な体を維持するためにスポーツに勤しんでいます。
*SLQDC(Safety and Health、Law(Compliance)、Quality、Delivery、Cost)は、コマツの全社員が物事を判断する際の優先順位を表しています。