教育研修、福利厚生について


新入社員研修

1. 各地工場見学・テクノセンタ見学

新入社員たちは入社後の座学研修を受けた後、全国各地にあるコマツ工場の見学に出発します。実際の工場ライン見学だけではなく、そこで働く先輩社員との懇談会を設け、新入社員にとって各工場の雰囲気や担当する仕事の内容、やりがいなどを知る機会としています。また、静岡県にあるテクノセンタの見学も行い、建設機械のデモンストレーションを見たり、実際に乗車して運転操作も体験することができます。

2. 工場実習

工場実習では、コマツが大切にしている「現場」を実際に見て、そこで働くことで、ものづくりを肌身で体感していただきます。また、現場の苦労や働きがいを知ることで、配属後も現場を第一に考え、チームワークで仕事を行うことができるよう、新入社員のうちから理解を深めてほしいという会社の思いがあります。

3. グループ別研修

グループ別研修は、事務系・技術系の垣根を超えてグループ単位で行います。ビジネスマナー研修は、挨拶、言葉遣い、身だしなみ、態度など、ビジネスパーソンとしての基本的な礼儀や心がけを学びます。IT研修は、業務での使用頻度が高いExcelとPowerPointの操作方法を中心に学びます。Excelは内定者向けにEラーニングを提供しているため、研修では応用スキルの講義を行います。ビジネス文書では、社内・社外向けの文書やメールの書き方などの基本的なスキルを身につけます。

コマツウェイと人材育成

グローバルな人材育成は、コマツが取り組むべき永続的な課題の一つです。コマツグループのすべての社員が現場や職場で継承すべき価値観である「コマツウェイ」を全世界で共有するための教育を推進するとともに、各分野のプロフェッショナルとして活躍するための教育研修体系を整えています。

コマツの研修センタ

コマツが培ってきた強みとそれを支える信念、基本的な心構え、行動様式を明文化したのが「コマツウェイ」です。これを全世界のコマツグループ各社に普及させるために、コマツウェイ総合研修センタを中心にさまざまな普及活動・人材育成を行っています。日本だけでなく世界中のコマツ社員が研修センタを訪れ、年間の来場者数は3万人を超えます。

育児支援

育児と仕事の両立支援ネット「Libra(リブラ)」

社員が持てる力を最大限に発揮するためには、仕事と生活のバランスをとること、家庭の充実が不可欠であることは言うまでもありません。コマツでは、2006年に出産・育児に関する支援制度や手続きをわかりやすくまとめた、社員向けウェブサイト「Libra」を導入しました。

「子育てサポート企業」次世代認定マーク(愛称:くるみん)の取得

コマツは2007年に「子育てサポート企業」として東京労働局より“認定企業マーク”(愛称「くるみん」)を取得し、その後も社内にて「次世代育成支援研究会」を発足させて育児支援制度の拡充活動に継続して取り組み、2010年に「くるみん」を再取得しました。

事業所内託児所「コマツキッズおやま」の開設(栃木県小山工場)

事業所内託児所を設置し、子供を職場の近くに預けられるという安心感の拡充により、育児休業者の職場復帰を後押しするなど、子育て世代に優しい環境づくりを積極的に行っております。

育児休業制度

出産から保育園入園まで最大3年間取得可能。また、配偶者の転勤等による小学3年までの子の育児のため最大3年間取得可能

短時間勤務

小学校卒業までの子の育児のため、1日最大3時間の労働時間短縮

育児サービス経費補助

保育園入園後の2歳までの乳幼児の保育料の一部補助(月額1万円)

看護休暇

看護が必要な小学3年までの子供1人につき年間5日、2人以上であれば年間10日(有給)
※「くるみん」は次世代育成支援対策推進法に基づき、子育てを支援する行動計画を策定・実施し、その目標を達成した企業のみが取得できるものです。

総実労働時間の削減

コマツは労働組合と協調し、年間2,100時間未満、年次有給休暇平均20日以上取得という具体的数値目標を掲げ、各職場で活動計画を作成するなど、効率的な働き方の実現に向けた取り組みを進めています。

寮・借上社宅制度

新入社員向けに格安で居住できる独身寮を各工場・事業所に用意しております。
また、転勤や、結婚に際し会社が住居を借り上げ、家賃の一部を補助する制度があります。

ライフサポート休暇

私傷病・出産・育児・介護のために利用できる休暇(有給)で、毎年5日を新規付与。最大40日まで積立可。育児の場合は中学3年修了までの子の学校行事にも利用可。

介護支援

介護休暇

要介護家族1人につき年間5日、2人以上であれば年間10日(有給)

短時間勤務

1日最大3時間の労働時間短縮

介護休業制度

家族の介護のため最大3年間取得可能

その他休暇制度

リフレッシュ休暇

社員のリフレッシュを目的とした連続5日間の年休取得促進。勤続15年、25年、35年の年には新規に連続5日間の年休と旅行引換券付与

ボランティア奨励制度

長期有給休暇として最大2年間、短期特別休暇として年間12日取得可能