自分が考えた仕様が、実機とともに世界へ
開発は、車体やモニターなどさまざまな開発チームとコミュニケーションを取りながら進めます。ショベルは3次元的な動きをするので頭の中だけでイメージするのは難しく、モデルベースで設計し、3Dシミュレーターを駆使して検証しています。実務に必要な知識は、ほとんど入社後の研修や仕事の中で習得できました。もちろん、PID制御や運動学など、学生時代に学んだ知識も基礎として活かせていると感じます。私が初めて仕様設計から携わったのは、油圧ショベルのIMU(角速度の検出装置)でした。自分が考えたものが世に出た時は嬉しかったですね。主な市場は海外ですが、お客さまの反応を聞く機会もあり、役に立っていることを実感できました。