電動化開発

難度の高い課題を解決し、社会に送り出せることに嬉しさがある。

K・T/2019年入社/工学院機械専攻
コマツとの共同研究室でコマツの油圧モーターを扱い、ダイナミックな大型コンポーネントが好きになりました。特定の作業・環境のために洗練された建設機械の構造は美しいです。

過酷な使用に耐えうる電動コンポーネント

電動化開発の仕事は、電動化建設機械のコンポーネント開発です。2050年のカーボンニュートラルに向け、膨大な稼働データを元にスペックやシステムをブラッシュアップしています。私は、20tクラスの電動ショベルのジャンクションボックスを担当。これは複数の大型バッテリーや充電器と車体を接続するコンポーネントで、ひとつの筐体に高電圧と低電圧の部品を共存させています。電動ショベルは過酷な環境に耐えてパワフルに働かなくてはならず、耐水・耐塵・耐衝撃、絶縁と発熱対策…と開発の難度が高いんです。社内に蓄積されているノウハウを活用して課題を解決し、最終的に価値ある商品として世に送り出せるところに感動があります。電気に関わる仕事ですが、実は部署の半分近くが機械系出身者です。仕事でも機械設計の勘所や常識が役立っています。設計や数値の違和感に気づければ早めに確認して調整できますから。

仕事も子育てもバランスよくこなしたい

入社後、約4年間蓄電デバイスの評価やバッテリーモジュール等の先行研究に携わった後、現在の部門に配属されました。その間プライベートでは結婚・出産し、1年間育児休業をとって復帰しています。コマツは男性でも年単位で育児休業をとる方がいるほど制度が根付いている職場なので、取得に不安はありませんでした。復帰する際に時短 勤務を選ぶことも勧められましたが、私は制度を うまく使いながらフルタイム出勤しています。これからも仕事と子育てと趣味をバランスよくこなしていきたいですね。仕事では「電動のプロ」を名乗れるようになりたいと思っています。

私が便利に使っている福利厚生

出産後の補助があり、経済的に助かりました。保育園送迎で勤務時間が足りない分は、ライフサポート休暇を時間単位で取得して充当できるので便利です。