過酷な使用に耐えうる電動コンポーネント
電動化開発の仕事は、電動化建設機械のコンポーネント開発です。2050年のカーボンニュートラルに向け、膨大な稼働データを元にスペックやシステムをブラッシュアップしています。私は、20tクラスの電動ショベルのジャンクションボックスを担当。これは複数の大型バッテリーや充電器と車体を接続するコンポーネントで、ひとつの筐体に高電圧と低電圧の部品を共存させています。電動ショベルは過酷な環境に耐えてパワフルに働かなくてはならず、耐水・耐塵・耐衝撃、絶縁と発熱対策…と開発の難度が高いんです。社内に蓄積されているノウハウを活用して課題を解決し、最終的に価値ある商品として世に送り出せるところに感動があります。電気に関わる仕事ですが、実は部署の半分近くが機械系出身者です。仕事でも機械設計の勘所や常識が役立っています。設計や数値の違和感に気づければ早めに確認して調整できますから。