未来の現場が、今ここに

いよいよ、「bauma 2022」はじまるいよいよ、「bauma 2022」はじまる

ヨーロッパにおける最大の建機見本市、bauma

世界の建機業界の注目が、ドイツのミュンヘンに集まります。10月24日から30日まで開催される国際的な建設機械見本市「bauma 2022」。baumaは、1954年に初めて開催され、今年で33回目を迎える長い歴史のある見本市です。コマツも、1983年の第20回から出展を始め、今年で14回目となります。

※1983年開催、コマツ初出展のbaumaの様子

今年のbaumaのテーマは、デジタル化とサステナビリティです。コマツもまた、世界の企業の目標である「カーボンニュートラル」を掲げて参画します。カーボンニュートラルとは、CO2の排出量と吸収量を±0にしようとするもの。コマツは、2050年までにサプライチェーン全体のカーボンニュートラルを実現するべく、環境にも人にもやさしい製品とソリューションの開発を進めています。今回のbaumaにおいても、電動化とCO2削減に向けた建機とイノベーションの数々を展示します。

現場の環境課題を解決するコマツのイノベーション

コマツはこれまで環境の課題改善に向け数多くのイノベーションを世に送り出してきました。その変遷や革新、展望は一言では語りつくせません。たとえば、鉱山など危険と隣り合わせの現場で活躍するのが、「無人ダンプトラック運行システム(AHS)」。最先端のICT(情報通信技術)を活用することで、安全性、生産性、環境性を飛躍的に向上させることができました。2008年、コマツは世界で初めてその商用導入に成功し、今では世界で541台(2022年6月時点)のAHSダンプトラックが、24時間フル稼働しています。

「ハイブリッド油圧ショベル」は、AHSと同年の2008年に世界で初めて市場導入された、環境に配慮した建機です。積み込み作業の際、車体を旋回させる時に失われていたエネルギーをムダなく利用することで、燃料使用量を減らし、大幅なCO2減を実現。ここから拡がるコマツの電動化への取り組みの先駆けとなりました。

2015年に導入を開始した「スマートコントラクション」。建設現場におけるプロセス全体のデータをICTでつなぐことで、現場のオペレーションのすべてを最適化します。建機の効率的な配置により、稼働時間やアイドリング時間の短縮、作業負荷の軽減、車両台数の削減を図ることで、その結果、燃料使用量とCO2の削減にもつながっています。

さらに、コマツでは、電動化や水素燃料電池ソリューションなど、どんな動力源でも稼働できる「パワーアグノスティック」をコンセプトした超大型ダンプトラックの開発を進めています。機械から排出されるCO2の削減に貢献し、鉱山現場のお客さまの課題である、ゼロエミッションの達成をサポートします。

 

2050年に向けて、コマツにできること

そして、今年もコマツは、「bauma 2022」において、電動化によるカーボンニュートラルを目指す先進モデルの数々を出展します。

人と環境にやさしい建機の普及拡大を担う「PC30E-5」をモデルチェンジした3トンクラスのバッテリー駆動式ミニショベルや、着脱式可搬バッテリーを活用した電動マイクロショベル「PC01E-1」、コマツ初のリチウムイオンバッテリー搭載のフル電動・オペレーター非搭乗式ミニショベルのコンセプトマシンやフル電動のホイールローダーコンセプトマシン、20トンクラスの電動油圧ショベルなど、初出展の建機を含めたラインナップをお披露目します。
 

これからもコマツは、環境への取り組みを積極的に進めていきます。カーボンニュートラルの目標をクリアし、より人と地球にやさしい企業になれるよう、イノベーションの系譜を未来につないでいきます。

 

欧州コマツのbauma2022特設サイト(英語)
https://bauma.komatsu.eu/

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