地球をひとつのフィールドと捉え、世界とともに歩み続けるコマツ。
そのビジネスの拠点とネットワークは、世界のお客さまの要望に応えるため、大きくひろがっています。
現在、海外生産比率63%を実現したコマツの生産拠点は60拠点、販売拠点は55拠点、さらに販売・サービス代理店は150カ国211社にもなります。
その拠点のひとつが、今回ご紹介する粟津工場です。
生産においても、環境への対応においても、つねに時代をリードしてきた粟津工場。その理由は、コマツ発祥の地である小松市に生まれ、創業の精神を強く受け継いできたからなのかもしれません。
竹内明太郎が世界を意識するきっかけになったのは、1900年のこと。
フランスで開かれた世界博覧会「パリ博」で、世界の機械技術の進歩を目の当たりにしたことでした。
以来、竹内明太郎は、「工業を発展させずして、国家の発展はない」という強い思いを抱き、明治から大正にかけて日本における工業の育成に夢と情熱を注ぎ続けてきました。
そして、「世界で闘うコマツ」を目標にしたのです。
2023年、粟津工場では、新型コロナの波を乗り越えて、4年ぶりに地域の皆さまをお招きする「工場開放デー」が開催されました。
85年という長い歴史を持つ工場に勢揃いの、時代を開拓してきた建機や最新鋭の建機たち。
久しぶりのイベント開催によろこぶコマツファンと建機ファンのみなさま。
特に目をキラキラ輝かせて建機を見ている子どもたちの姿は、コマツ社員の喜びであり誇りでもあります。