2013年度 第1四半期決算説明会 質疑応答の要旨
- 2013年度の年間業績見通しを変更していません。第1四半期の進捗はやや低いように思われますが、今後、どのように通期見通しを達成するのでしょうか?
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第1四半期は、年間見通しにおいても低めに見込んでおり、ほぼ想定どおりの実績となりました。 今後、鉱山機械分野で資源価格の低下に伴う需要の下振れリスクがあるものの、好調な日本や、需要が回復しつつある中国における建設機械の売上拡大、部品売上の増加、中南米等で納入遅れの発生している鉱山機械の売上等により補う見通しです。 また利益面でも、海外現地法人に販売してから客先に売り上げるまでのタイムラグによる円安メリットの遅れが第4四半期までになくなることで、期を追う毎に改善に向かう見通しです。
当社の代理店の在庫レベルは安定的に推移しており、在庫調整による連結売上へのマイナスのインパクトはありません。
販売価格につきましては、第1四半期には、値上げにより前年同期比で利益が約50億円増加しました。年間でも当初見込みどおりの値上げを行う予定です。
- 建設機械・車両部門の第1四半期のセグメント利益について、前四半期(2012年第4四半期)との増減要因を教えてください。
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第1四半期のセグメント利益は、前四半期に対し、物量差で240億円のマイナスとなりました。プラス要因として円安の効果が60億円、固定費の削減ならびに減価償却方法の変更による効果で60億円、販売価格の改善による10数億円などがありましたが、前四半期比で80億円の減益となりました。
- 中国の足元の状況はいかがですか?
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中国では建機需要が2年ぶりに前年同期比でプラスに転じ、市場は回復基調にあります。大型工事の認可件数も大きく伸びており、今後、期初見通しを上回る需要回復も期待されます。
ファイナンスの支払遅延も改善傾向にあり、当社ファイナンス子会社の損益に影響を及ぼす心配はありません。