2012年度 第3四半期決算説明会 質疑応答の要旨
- 建設機械・車両部門の当四半期のセグメント利益について、前四半期(2012年第2四半期)との増減要因を教えてください。
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当四半期のセグメント利益は、前四半期に対し、プラス要因として円安の影響が+20億円発生しましたが、マイナス要因として物量差で▲150億円、その他生産減に伴う操業度差等が発生した結果、対四半期比▲165億円の減益となりました。
- 日本の建機需要は堅調とのことですが、当四半期、建設機械・車両分野の地域別売上高が前年同四半期に比べて減少しているのはなぜですか?
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建設機械・車両分野に含まれる鋳造事業ならびに物流事業の外販が減少したためです。建設機械だけでみれば、国内売上は前年同四半期比プラスになっています。
- 当四半期、鉱山機械の売上高が前四半期に比べて減少した理由は何ですか?
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インドネシアの石炭鉱山向け需要の低下を中南米等の販売増でカバーしましたが、まだ一部納車待ちの機械が売上未計上となっています。なおこれら鉱山機械の売上は、第4四半期に計上となる見込みです。
- 売上減など市場の変化に伴って、建設・鉱山機械に過剰在庫は発生していないのでしょうか?
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建設機械分野においては、代理店在庫ゼロ活動の推進やグローバル販生管理体制の構築等を通じて在庫管理を強化しており、中国や欧州など需要が低下した地域においても過剰在庫は生じていません。 鉱山機械については、Q3に掲げた納車待ちによる一時的な車両在庫が発生していますが、第4四半期に解消する見込みです。
- 円安が第4四半期の営業利益に与える影響(為替の感応度)は?
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対米ドルでは1円当たり14億円、対ユーロでは1億円、対人民元では0.1円当たり1億円となります。