- 1台で高層から基礎まで、幅広い解体作業に対応 - 中型油圧ショベルPC228USLC-11マルチ解体仕様 発売開始

2025年7月8日

 コマツ(社長:今吉也)は、この度中型油圧ショベルPC228USLC-11マルチ解体仕様(最大運転質量34,100kg)の販売を開始しました。本機は、解体作業向けのベースマシン1台に対し、作業内容に応じて4種類の作業機を装着可能なマルチ仕様で、高層から基礎解体作業まで幅広く対応します。

  

  

【PC228USLC-11 解体2ピースブーム】

 近年、特に大都市部では中高層階の鉄筋コンクリート建物の解体需要が増加しており、複数車両の搬入が困難な狭小エリアや階上解体など、複雑な現場条件への対応が求められています。従来、作業内容に応じて複数台の専用機を使い分ける必要があり、搬入出の手間や導入コスト、安全面での課題がありました。

 本機は、解体ロングフロント、ショート作業機、解体2ピースブーム、掘削作業機の4種類の中から必要な作業機のみを選択し、購入することが可能です。1台で多様な作業に対応でき、新設計により作業機交換が容易なため、現場の生産性と安全性の向上に貢献します。

【主な商品の特長】
1. 4種類の作業機による高い汎用性
 以下の4種類の作業機から用途に応じて選択・装着可能です。
解体ロングフロント
 中高層階の建物解体作業向け。最大作業高さは15m(インサートブーム追加装着時は18m)
解体2ピースブーム
 低中階層の建物解体作業向け。最大作業高さは11m。足元の作業性にも優れ、中喰・壁倒し、基礎解体作業まで、狭小空間での効率的な作業が可能です。
ショート作業機
 低層・基礎・階上解体作業向け。階上解体や別の大型機の補助作業に適したコンパクトな作業範囲を実現。バケット容量1.2㎥クラスの大型アタッチメントが装着可能で、工期短縮に貢献します。
掘削作業機
 瓦礫の集積作業や積み込みなどの軽作業向け。土木用標準車と同等の作業範囲のベントポジションと、ブームをストレートに伸ばして作業範囲を広げたストレートポジションに切り替え可能です。

 

2. 優れた作業性を実現するアームクレーンをオプション装備
 解体2ピースブームと掘削作業機には、吊り作業に対応するアームクレーンをオプションとしてラインナップしています。

3. 作業機の組立作業をよりスムーズにする新設計を採用
 ブームと作業機の接続部に位置合わせが容易となる新設計を採用したことで、スムーズな組立作業を可能にし、短時間かつ安全な脱着作業を実現します。
 

【ファーストブームと解体ロングフロントの位置合わせ例】

【主な仕様】


【発売月】   2025年5月
【公表価格】 73,800千円 *全作業機揃いの場合
【販売目標】 30台/年

 

管理番号 0034(3350)
コマツ サステナビリティ推進本部コーポレートコミュニケーション部
tel: 03(6849)9703
mail: JP00MB_cc_department@global.komatsu

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