日鉄溶接工業とコマツ産機、国内初 フラックス入りワイヤを適用した 建築鉄骨溶接ロボットの型式認証を取得

2021年7月14日

 コマツ(社長:小川啓之 以下「コマツ」)の100%子会社であるコマツ産機株式会社(社長:北出安志 以下「コマツ産機」)と日鉄溶接工業株式会社(社長: 妙中隆之 以下「日鉄溶接工業」)はコマツ製建築鉄骨溶接ロボット『RAL20』シリーズ(以下、RAL20シリーズ)※1と日鉄溶接工業製建築鉄骨・一般構造向けCO2用SXワイヤ「SX-26・SX-55」の組み合わせで、400N/mm2~490N/mm2級冷間成形角形鋼管と通しダイアフラムの溶接による国内初となるフラックス入りワイヤ※2を適用した建築鉄骨溶接ロボット型式認証※3を取得しました。


写真:『RAL20』シリーズを使用したSXワイヤの溶接風景

 これまで、溶接ロボットでフラックス入りワイヤを使用する場合には、個別の案件ごとに溶接施工要領書の取得や溶接施工試験を実施し、溶接部の性能確認を実施する必要がありました。今回の認証取得により、RAL20シリーズは、性能が確認されているため、認証対象の400~490N/mm2級の冷間成形角形鋼管へのSXワイヤ使用の際の性能確認は不要となります。

 半自動溶接では、技量資格(JISや建築鉄骨溶接技量検定など)の取得により溶接部の性能が保証されますが、ロボット溶接では型式認証が同様の性能保証を示す制度です。今回、型式認証を取得したことにより、お客さまには様々な施工案件においてスムーズにご使用いただけます。また、RAL20シリーズへ日鉄溶接工業製SXワイヤ「SX-26・SX-55」を適用することで、一般的なワイヤと比べて鋼板付着スパッタを大幅に低減し、スパッタ除去の作業時間が短縮されます。加えて両社の連携により、最適化した溶接条件に調整することで従来よりも安定した溶接品質を確保することが可能となりました。

 コマツ産機は、1987年に建築鉄骨溶接ロボットを市場導入して以来、常に業界をリードする技術を取り入れてきました。これまで培ってきた技術・ノウハウを投入したRAL20シリーズにより、お客さま現場における品質・生産性向上にさらに貢献してまいります。

 今後もコマツグループは次の100年に向けて、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓くことを目指し、ステークホルダーの皆さまとともに歩んでまいります。

※1 建築鉄骨溶接ロボット『RAL20』シリーズはコマツが製造し、コマツ産機が販売を行っています。
※2 フラックス入りワイヤとは、内部にフラックス(アーク安定剤や合金剤等)を充填したワイヤのことで、一般的なワイヤよりもスパッタの発生量が少なく、ビード形状や外観が美しく仕上がるという特長があります。
※3 建築鉄骨溶接ロボット型式認証制度は、建築鉄骨ロボットの健全な普及促進を図るため、一般社団法人日本ロボット工業会がロボットの型式(製品機種の溶接基本仕様)に対して、JARAS 1012(WES 8703)「建築鉄骨溶接ロボットの型式認証における試験方法及び判定基準」および、JARAS 1013(WES 8704)「建築鉄骨溶接ロボットの型式認証基準」に準拠した製品の適合性に関する認証を、建築鉄骨溶接ロボット型式認証委員会が行い、合格したものに与えられる認証制度です。

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