CDPにより「気候変動対策」および「水セキュリティ対策」 Aリスト企業と認定されました。

2020年12月09日

 コマツ(社長: 小川 啓之)は国際的な非営利団体であるCDP*により今年の「気候変動対策」および「水セキュリティ対策」においてAリスト企業と認定されました。
    これは気候変動対策と水セキュリティ対策において世界的なリーダーであると認識された企業に与えられるものです。
    毎年CDPは、世界中の数千社にのぼる企業の環境影響や、それによる事業リスクおよび機会について調査を行っており、独自の評価を実施し、結果を発表しています。2020年は、運用資産総額106兆米ドルを有する515社強の機関投資家と購買力規模で4兆米ドルに達する150の購買企業がCDPのプラットフォームを通じた環境情報開示を求め、9,600強の企業がこれに応じました。CDPは、これらの企業を評価するために詳細かつ独自の基準を用いて、開示の包括性、環境リスクの認識と管理、野心的な目標の設定などの環境分野における先駆的な取り組みを伴うベストプラクティスの実践などから、AからD⁻のスコアを付与しています。
    コマツは、従来から「環境活動を経営の最優先課題の一つ」として位置付けており、2019年4月からスタートした中期経営計画「DANTOTSU Value - FORWARD Together for Sustainable Growth」でもESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)への取り組みを経営目標の一つに掲げ、積極的な活動を展開しています。特に、ライフサイクル全体のCO2排出量を大幅に削減させるため、「ICT建機」や「IoT」を駆使し、「未来の現場」を実現させる「スマートコンストラクション」の推進や「つながる化」による生産現場の高いレベルの省エネの実現に取り組み、業界のトップリーダーとして、低炭素社会実現に向けた活動を推進していきます。
    更にコマツは2020年の統合報告書で初回のTCFD開示を行いました。気候変動がコマツに及ぼすリスクと機会を評価し、シナリオ分析を通じてレジリエンスを強化するとともに、ステークホルダーとの健全な対話を通じて、気候変動や水セキュリティへの取り組みを推進します。

CDPチーフ・エグゼクティブ・オフィサー ポール・シンプソンのコメント
「本年度のAリスト企業すべてにお祝い申し上げます。環境情報開示や環境行動において先駆的であることは、コロナ禍において事業をより一層際立たせる最も重要な行いの内の一つです。気候変動、森林減少、水不足に起因するビジネスリスクは甚大であり、行動を起こすことにより不作為のリスクを凌ぐことができます。民間セクターの先駆的な取り組みは、さらなる政府の取り組みを促し、ひいては、ネットゼロで持続可能な経済の実現に向けた世界規模での目標設定を現実のものとします。私どものAリストは、今日の行動により、そうした将来経済で秀でる準備のできている企業を称賛するものです。」

*CDP・・・CDPは、環境問題に高い関心を持つ世界の機関投資家や主要購買企業の要請に基づき、企業や自治体に、気候変動対策、水資源保護、森林保全などの環境問題対策に関して情報開示を求め、また、それを通じてその対策を促すことを主たる活動としている非営利組織です。2020年度は、運用資産規模で106兆米ドルに達する515強の機関投資家と購買力規模で4兆米ドルに達する150の購買企業がCDPの活動に賛同し、世界の時価総額50%強となる9,600強の企業と世界各地の数百の自治体がCDPを通じて環境問題対策に関する情報開示を行いました。CDPは、現在、環境問題に関して世界で最も有益な情報を提供する情報開示プラットフォームの一つとなっています。

CDP Aリスト、および回答企業のスコアはCDPのウェブサイトでご覧になれます:https://www.cdp.net/en/companies/companies-scores

管理番号 0066(2997)
コマツ サステナビリティ推進本部コーポレートコミュニケーション部
tel: 03(5561)2616
mail: JP00mb_cc_department@global.komatsu

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