テネリフェ島プロジェクト

スペイン カナリア諸島テネリフェ島、テイデ山 スペイン カナリア諸島テネリフェ島、テイデ山
ユネスコ世界遺産、テイデ国立公園 ユネスコ世界遺産、テイデ国立公園
2023年大規模な山火事が島を襲った 2023年大規模な山火事が島を襲った
脆弱な生態系と松林への深刻な脅威 脆弱な生態系と松林への深刻な脅威
私たちの機械は、テネリフェ島政府が島を守るために役立っています 私たちの機械は、テネリフェ島政府が島を守るために役立っています
生態系を守る 生態系を守る

山火事と闘うテネリフェ島の消防士たち

スペインのカナリア諸島の中で最大の島であるテネリフェ島は、息を呑むほど美しい場所です。 ユネスコ世界遺産に登録されているこの地では、古代の緑が火山の風景と調和し、霧のかかった山々に太陽の光が降り注ぎ、松林へと続いています。しかしながら、この美しい景色は、暑い気候と松林の組み合わせにより、山火事が発生しやすいのです。

2022 年以来、コマツの機械は、この島の国立公園を火災から守るために、地方自治体を支援する重要な役割を担ってきました。

コマツの林業機械は、関係者全員がリアルタイムかつシームレスに連携できるソフトウェアを搭載しているため、この事業に選ばれました。テネリフェ島の山火事リスクの管理を任されている公園管理官は、オフィスで作業計画を立て、タブレットを使用しながらセンチメートル単位の精度で現場で直接、木に印を付けることができます。 オペレーターは、森林保全をサポートするために最適な運転ルートを取得し、オフィスからリアルタイムで運用の最新情報を受け取ることで、土壌へのダメージを最小限に抑えています。このプロジェクトの詳細、コマツの機械がテネリフェ島での日々の業務をどのようにサポートしているか、またスマート林業技術がどのように環境への影響を最小限しながら、重要な保全活動を支援しているかを詳しくご覧ください。


コマツの研究開発部門で働くキャロライン・シッゲを紹介します

キャロライン・シッゲは、コマツの数多くのグローバル研究開発部門のうちの 1 つで、プロジェクトマネージャーを務めています。 彼女は、林業機械の設計をサポートし、エンジニア、油圧専門家、制御システム開発者、機械設計者を集めて製品開発チームを管理しています。

キャロライン・シッゲ

プロジェクトマネージャー

研究開発部門のエンジニアとして、アイデアを試し、テストし、迅速に問題解決をする機会があります。コマツでは、高速かつ実践的で、緊密な連携が可能です。 業務内容は、既存の機械のアップデートから、新しい機械のゼロからの構築まで、多岐にわたります。 

「チームの所属年数に関係なく貢献することができます。 全員が知恵を出し合い、話し合って結論を導いています。」

 

Reason 01

コマツの林業機械に携わることはあらゆる環境に対応すること。

コマツで林業機械に携わると、あらゆる環境に対応するためのエンジニアリングを経験できます。林業機械が稼働する場所は北極の寒い場所からオーストラリアの暑い場所まで幅広く、さまざまです。こうした環境で確実に作動しなければならないため、実際の条件下で徹底した長期耐久性テストを実施する必要があります。

エンジニアは、左側通行と右側通行での交通状況に応じたカメラの配置や、油圧ホースなどの交換部品が地元で入手可能かどうかなど、地域の違いについても考慮する必要があります。チームは世界的なコンプライアンスの専門家と連携し、配線から油圧システム、温度耐性から視認性基準に至るまで、すべてのコンポーネントがすべての対象市場で安全かつ効率的に動作するように設計されていることを確認しています。

「ここでのエンジニアリングは創造性に満ちています。私たちで決定したことのすべては、機械、工場、そしてそれを使用する人々に最適でなければなりません。」

「コマツのエンジニアリングは創造的です。すべての判断が、機械にも、工場にもそしてそれを使う人々にも適したものでなければなりません。」

Reason 02

アイデアが機械になり、機械が現実になるという経験ができる。

新しい機械の開発では、エンジニアは 3D モデルから実際の機械ができていくまでの様子を実際に経験することができます。 毎週、デザイナーやエンジニアがプロトタイプのワークショップを訪れ、完成したものを確認し、組み立て作業員と話をしながら、自分たちのアイデアが実際の金属や油圧でどのように形作られているかを確認しています。

「ここでアイデアが機械になり、機械が現実になるのです。」

「ここで、アイデアが形となり、実際の機械となります。」

Reason 03

真の信頼と責任、そして、独自の解決策を見つける自由が与えられる。

研究開発部門では、早い段階から全員に確かな信頼と責任が与えられ、創造的なアイデアを試し、独自の解決策を見つけられる機会が多くあります。コマツの文化では、部門間のオープンなコミュニケーションが奨励されており、チームが不安を感じていれば、他のチームが躊躇せずに支援に駆け付けます。経験豊富な同僚が常にサポートしてくれる環境があり、快く助けてくれます。

「大変な仕事ですが、喜びもひとしおです。プロセスを楽しむことが大切です。」

「大変な仕事ですが、プロセスを楽しむことが大切です。」

コマツのソフトウェア部門で働くマグナス・ウォーリンを紹介します

マグナス・ウォーリンはコマツのソフトウェア開発者です。 彼は他にもさまざまな業務に携わっており、その中にはコマツの『スマートフォレストリー・ビジョン』ソフトウェアの開発も含まれています。これはGIS(地理情報システム)を基盤としたシステムで、林業に関わるすべての人々にとって作業をより効率的に、正確に、そして持続可能にするためのリアルタイム情報とツールを提供します。

マグナス・ワリン

ソフトウェア開発者

マグナスが働くソフトウェア部門では、エンジニアたちがフリートマネジメントシステムや、林業機械で直接動作するGISベースのアプリケーションの開発に取り組んでいます。これらは、現場のオペレーターがより賢く、持続可能な判断を下せるよう支援するものです。
この部門は少人数で結束の強いチームであり、開発者たちは単にコードを書くのではなく、インターフェースの設計、機能のプロトタイピング、実際のユーザーとの対話、そして実際の現場で開発したソフトをオペレーターがテストする様子を確認します。 

「自分たちで独自のワイヤーフレームを設計し、新機能のプロトタイプを作成します。また独自のエレクトロニクス部門があり、フロントエンドの開発からサーバーまですべてを手がけています。」

Reason 01

GPS精度を数センチまで高めるソフトウェア設計の実現。

マグナスが最も誇りに思っているプロジェクトの一1 つは、機械の GPS 精度を数デシメートルからわずか数センチメートルまで高めたソフトウェア設計です。 この精度が実現したことで、オペレーターがより効率的に収穫作業を行えるだけでなく、最適なルートを選択できるため、地形へのダメージが軽減されます。

それに加え、チームは環境規制をサポートするツールも開発しました。 オペレーターは、1つの地域に残した高株の数(多くの国で採用されている生物多様性の指標)を追跡できます。文化的建造物や保護区域などに近づいた場合に、アラートを受け取ることができます。

「機械オペレーターができる限り環境に優しく作業できるように支援しています。」

「機械オペレーターが極力環境に悪影響を及ぼさないように考えています。」

Reason 02

アウトドアに関心を持って育ったため、理想の条件にぴったりの仕事だった。

ハイキングやアウトドアに関心を持って育ったマグナスにとって、コマツでの仕事はまさに理想的でした。なぜならコマツの仕事は大型機械を扱い、木材などの再生可能な資源を活用すると同時に、環境への影響を最小限に抑えることができるからです。

開発するすべての機能が想定どおりに動作することを確認するために、チームは経験豊富なオペレーターとプロトタイプドライバーとともに、現場で直接ソフトウェアをテストします。こうした実践的なテストを通じて、実際の使い方に即した気づきが得られ、問題を早い段階で発見できるほか、使いやすさの向上や、ツールが本当に利用者の役に立つように改善することができます。

「ある機能の使い方について、オペレーターがこう使うだろうと頭の中で想定するのは簡単ですが、実際には想定とまったく異なる使われ方をする場合もあります。」

「ある機能の使い方はこうだろうと想定しても、現場では全然違う使われ方をすることがよくあります。」

Reason 03

部門の垣根を超えて連携する社員たちは、オフィスの外でも友人として過ごす。

コマツを特別な存在にしているのは、我々の使命だけではなく、社員と企業文化です。 チームは密に協力し、互いの意見に耳を傾け、自由に知識をています。部門の垣根を超えて連携し、忙しいときは互いに支え合っています。 オフィスの外でも友人として一緒に過ごしたり、音楽を作ったりし、仕事場以外でも多くのことを共有しています。

「お互いの話に耳を傾け、上手に助け合っています。」

「お互いの話に耳を傾け、助け合っています。」

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